こんにちは。
これを聞いてあなたはどう考えますか?
オーガニックが安くなれば いいなあ。
とみんな考えますよね?
私もそう思います。
2017年Amazonがアメリカで最も人気のある
オーガニック スーパーの「ホールフーズ」 が
買収されたこともあり、 日本のネット業界でも
オーガニックが手に入りやすくなりました。
レストランをやっていた時も中々食材が
揃わない部分はアマゾンにお世話になったこと
が多数あります。
気軽に購入できることはありがたいのですが
これは逆を言えば、企業からの値下げ圧力で
真面目にコストをかけてオーガニックに取り組む
小規模な農家や企業が今までの慣行農業と同じ
道を辿り、食い物にされ ていく可能性があります。
利益や効率ばかりが重視され、オーガニックが
大量生産で工業化していく。
海外でも、小規模農家が 徐々に消滅する傾向に
なってきているようです。
オーガニックには4つの原則があります。
ざっくりいうと
1,生態系のバランスを基準に
2,地球の健康は全て繋がっている
3,公正な対価や労働であるべき
4,未来を含めた全ての命への配慮
※言い方で誤解があるかも ですが今回はなんとなくで
また誤解されやすいところですが
有機=オーガニック=ビオ ≠有機栽培 有機JAS(日本)
ユーロリーフ(EU) USDAオーガニック(アメリカ)など
オーガニック(有機)と名乗るためには、それぞれの国の
基準を満たし、 認証を受けてなくてはいけません。
これらの数値はあくまで基準で あって、安心な天然由来の
農薬や肥料も使いすぎれば生態系を壊すこととなり、
オーガニックの原則は無視 されていきます。
消費者が厳密な規定を求めるばかりに生産者側は
マーク(認証)を付けることだけに注意がいって
しまい、 肝心な生態系の循環システムを守るという
本来のオーガニックの 目的を失ってしまいます。
もちろん、インチキな商品を 高い価格で買ったり
したくはない ので、噓のない流通が行われるべき
ですが、 認証がどうこう、有機JASがインチキだと
かいう議論よりも、まずオーガニックの原則に従い
農家さんが生産しやすい環境を 作っていくことが
今の私達消費者 の役割ではないでしょうか。
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