食べれば太ると分かっちゃいても
やめられないものもある…
ふっと、疲れたなと思った時、
甘いものが欲しくなったり…
ちょっと食べるといつまでも
食べ続けたりしてしまう甘いもの
砂糖は実際に、アヘンなどの
麻薬以上の中毒性が認められて
いて、常に食べていないと、
イライラしたり、
落ち着きがなくなったり、
集中力が低下したりします。
血糖値が乱高下すると、
上昇中はやる気が出て意志力
も発揮できるのですが
急下降すると、ブドウ糖が脳
やからだに回らなくなり、
無気力状態になったり、
強い眠気がおき、脳が動い
ていない状態になります。
さらに自律神経を大きく乱したり、
砂糖を大好物な悪玉菌が、これ
を餌にし増殖し腸内細菌叢を乱し
免疫力も低下させ、病気に
かかりやすくなります。
また、グルテンなどと同じ
ように腸壁に穴をあけ
「リーキーガット症候群」
という腸の炎症を起こして体
全体に悪影響を及ぼしていきます。
あげればきりはないのですが本日
はGI食品と血糖値の関係が体に
及ぼす影響を考えていきたいと
思います。
血糖値と肥満
食べ物を食べた後、どれくらい
血糖値が上がるかを示す指標を
GI値(グリセミックインデックス)
といいます。
ブドウ糖を摂取した際の血糖値の
上昇を100とし、それに対してその
食品を摂取した時の血糖値の上昇が
どの程度かを測定して求めた値です。
GI値は、上白糖が109、グラニュー糖が110、
三温糖が108、黒砂糖が99、てんさい糖65です。
GI値が高いということは、血糖値を
一気に上昇させるということ。
血糖値が一気に高くなってしまうと
血液中の糖を一気に処理するために
多量のインスリン(交感神経を刺激
するホルモン)が分泌され、今度は
一気に血糖値を下げます。
GI値の高い食品を食べ続けたり、
血糖値の乱髙下が起こると、食後、
急激に眠くなったり、
倦怠感やイライラしてが止まらなく
なったりします。
食べ物は胃で消化された後、ブドウ糖
などの小さな単位にまで分解されて、
血液中に流れていきます。
インスリンが働くと、ブドウ糖は
・エネルギーとして
・肝臓や筋肉に蓄えられる
・余ったブドウ糖は脂肪として蓄積
・またまた余ったブドウ糖はタンパク質
と結びついて糖化し細胞は劣化
など様々な形で使われていきます。
実はこのインスリン、逆に脂肪の
合成能力を高め、脂肪が分解される
のを抑制する作用を持っています。
なので、甘いものを一気に食べる
とインスリンがたくさん分泌され、
脂肪として蓄積されることになり
太るという結末をたどります。
急激な血糖値の乱高下が起こる
ことによって、インスリンの
分泌少なくなったり、作用しなく
なったり、うまく血糖値が下がら
なくなってしまいます。
この状態を糖尿病といいますが、
内臓脂肪はインスリンの働きを
抑制するため、太っていると
余計に糖尿病になる確率をあげて
しまうことになります。
甘いから血糖値が上がりやすいわけではない
繰り返しになりますが、
GI値の高い食品は食べた後、
一気に血糖値が上がります。
そうなると、今度はすい臓から
インスリンが分泌され、血糖値
は一気に下がることになります。
一気に下がると今度はもっと
高GI値のもの(特に甘いもの)が
食べたくなって食べてしまうと
また大きく血糖値の乱高下を繰り
返していきます。
そんなことからもわかるように
私たちがお腹が空いたと思う時は、
主に血糖値がある程度まで下がった
状態の時らしいのです。
だから、玄米など低GI値の食品は
血糖値がガクンと急下降せず、ある
程度の血糖値を長くキープする事が
できるので、空腹を感じるまでに
時間が長いというわけなんですね。
ところで、じゃがいもよりサツマイモ
の方がGI値が低いこと、知ってました?
サツマイモの方がじゃがいもより
ずっと甘いのに不思議だなと
思っていましたが、実は…
これ食物繊維が大きく影響して、
血糖値の上昇を抑えているよう
なのです。
玄米と白米も同じことが言えます。
「糖分が多いから血糖値が上がり安いわけではない」
実は食物繊維が多いものを選べば
多少甘いものを食べても、血糖値の
乱高下を防げ、肥満や糖尿病の
予防にも繋がるのです!
おわりに
以前、私は貧血で鬱状態になる
くらい頭も回らず、体も動かない
という時期が続きました。
貧血になると、やたらと甘いもの
や冷たい氷が欲しくなるのです。
私は心や体の癒しのために常に
甘い飲み物を氷をガンガンに入れて、
飲んでいました。
今思うと胃腸を冷やし、砂糖で
血糖値の乱効果を起こしていた
のかもしれません。
最近は飲み物は夏でも常温の
飲み物で甘い飲み物も殆ど飲ん
でいない(お菓子は少々…)ので
貧血の酷い症状が起こらなくな
ったのかもしれません。
確かに甘いものを摂っていると
続けて欲しくなるけど、少し
やめていると食べなくても
いられるようになります。
砂糖の量は、ある意味幸せを
感じさせる分、ストレスを
増やすとも考えた方が
よさそうですね。
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