農薬使用量世界第一位の日本。小麦は海外からの輸入だし、こんな安いものが本当に安全なの?と、いうコトで、本日はパンと農薬の残留についてお話です。
私は管理栄養士の免許を持っていますが栄養学に従っても、ちっとも不調が治らないことから、食や健康に関して栄養学以外からも幅広く情報を集め、色々試した結果、今ではすっかり健康になりました。
「食べるものが私たちの体をつくる!」食や健康の知識を持つことで、まさに「医者いらず」の生活を期待できるので、しっかりとツボを押さえていってくださいね。
小麦と農薬
もちろん有機。これが手に入れば言うことはありません。
最近、大手メーカーでもオーガニックのパンを作ってくれることが多くなりました。
しかし、有機小麦を使った…だけだと、ほかの添加物の心配もありますので、有機(オーガニック)パンであることが一番安心です。農薬を使っている事に比べれば添加物位なら、まだよい場合が多いですが。
それから国産。小麦はなかなか、無農薬というのは難しいらしいですが、できるだけ減農薬程度で作ってくれているものがいいですね。
輸入小麦の問題として、プレハーベスト農薬があります。
プレハーベストとは、収穫目前に農薬(除草剤)を散布して作物を枯らすことで機械での刈り取りをスムーズにさせるために用いられます。
しかし、当然のことながら収穫直前に散布するので、食品への残留も多くなります。
それに加え全粒粉などは、外皮にそのまま農薬が残るので、健康を謳っているようでもオーガニックでなければ、逆に残留量は多いと思っていてください。
ここで、一般食品への農薬の残留検査の結果を添付します。
一般社団法人 農民連食品分析センター https://earlybirds.ddo.jp/bunseki/report/agr/glyphosate/wheat_bread_1st/index.html
結果は、国産とオーガニックであれば検出されないが、輸入小麦を使用したパンからは検出。さらに全粒粉パンはより多く検出されたということ。
ここで、注意していただきたいのが、「アンパンマンのミニステック」のように子供向けの食品であるから、安心ということではないということです。
そして、おまけに言うなら給食で出しているから、安心なパンであるということでもない。
もっと言うと日本の製品であるから、安心であるということではないということをしっかりと分かっておいて欲しいのです。
日本製のパンと輸入小麦
日本が輸入している小麦は、すべて農林水産省がまとめて管轄し各製粉会社に販売されています。多くはアメリカやカナダ産で、遺伝子組み換えの小麦も見つかっており、一時輸入を中断したこともあります。
2017年に日本は、除草剤グリホサートの残留基準値を5ppmから30ppmと大幅に緩和しました。外皮の残る玄米の基準値でさえ0.1ppmですから相当量の緩和です。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/1225-2.pdf 厚生労働省ホームページより
パンの小麦は含有する灰分の量によって、特等粉、1等粉、2等粉、3等粉、末粉まで等級が分けられます。安いパンは3等粉を使用している場合が多いのですが、これは外皮に近い部分が多く含まれるため、余計に農薬や殺虫剤が残留している可能性が高まります。
ここで、度々登場するグリホサートについて話を付け加えておきますね。
グリホサートとは、遺伝子組み換え作物の9割近くに使われており、虫の脳を刺激する神経毒成分を含む殺虫剤です。人間や動物は虫とは消化の仕組みが違うため、安全性に問題はないと言われていますが、食べ続けたことでの影響などは実験が行われることはないので解明はされていません。
しかし、IARC(国際がん研究機関)は、2015年、グリホサートは「ヒトに対しておそらく発がん性がある」と結論付け、危険度を示す5段階評価で2番目に高い「グループ2A」に分類しています。
これに対し、欧州食品安全機関(EFSA)や米環境庁(EPA)は、グリホサートに関し、「がんを発症させる可能性は低い」あるいは「発がん性との証拠はない」と対立のする姿勢を示しています。
しかし、学校の校庭を管理していた46歳の男性が、グリホサートを有効成分とする除草剤を年に20~30回ほど使用し続けた結果、2014年に非ホジキンリンパ腫を発症し、末期がんを患ったと320億円(2億8900万ドル)で勝訴しています。その後、モンサント社が上訴したことで減額はされたというもの、同様の訴訟が5000件前後起こされています。評決後、親会社の独バイエル社の株価が前週末比10%安と急落しています。
バイエルは急遽、「評決は、グリホサートが安全であることを示す科学的な証拠や何十年間もの経験、規制当局の結論の重みと相容れない」と評決を批判していますが世論はそうもいかず、バイエルの株価はその後も下がり続けています。
その後続々とアメリカやヨーロッパ諸国でグリホサートの使用表示を義務化するなど、グリホサートの使用や遺伝子組み換え技術を排除する動きになっています。
それ以外でも、「ラウンドアップが生分解性で土壌に蓄積されません」「安全で人や環境への有害な影響を引き起こすことはありません」と虚偽つ誤解を招く広告をしたとして
1996年アメリカ有罪
2007年フランス有罪
の判決が下されています。
アメリカ地質研究所の調査によると生分解されたのは28日間でたったの2%。雨、河川水、飲料水から70%も、また穀物、人体、母乳からも検出されていることがわかっています。
グリホサートを有効成分とする除草剤は、「世界で最も人気の除草剤」(米CNNテレビ)として世界各国で販売され、農作業や、一般家庭や学校など公共施設で多く使用されています。モンサントの「ラウンドアップ」ブランドが有名で、ジェネリック製品も様々な名前で出回っておりホームセンターや100円ショップなどで日本では今もなお、このような世界での被害や風評を報道されることなく、手軽に入手できる状態になっています。
そして先にお話したように、日本ではグリホサート以外でも、残留農薬の緩和や「遺伝子組み換えでない」表示が2023年になくなる法案が通るなど、世界と逆走する動きをみせています。
それらが世界で売れなくなった結果、気づいている人が少ない日本市場に流れて込んで来ています。
国は戦後GHQの到来以降、アメリカに逆らうことはできません。
アメリカで作るけど市民は買わないので、日本で報道されずにそれらを買う事が要求されるのです。
近年、日本の表示義務や、農薬や添加物の基準値の緩和が恐ろしいほど進んでいます。
メディアはスポンサーがついてこそ、存続することができます。スポンサーが不利になることをわざわざ報道することはできません。
現在、世界で一番遺伝子組み換え食品を食べている国と言われています。それに伴う農薬の被害についても本来キチンと報道される必要があります。
日本で、安心な食が手に入る続けるための解決策です。
1,輸入小麦製品は買わず、国産やオーガニックの製品を選ぶ。デパートやスーパーなどで安心なものを置いてもらうよう頼む。
2,子供たちが学校給食で安全なものが食べられるようにお母さんたちで手を組み、市や学校に働きかける。
3,食品メ-カーお客さま相談室に安全なものを取り扱ってくれるようにみんなで電話する。通常5%位の声があれば企業は動いてくれるそうです。
最低、これだけでも市場は変わります。企業やデパート(スーパー)は、私達の要望を聞いて商品を作っています。今まで私たちが「安いもの」「楽に食べられるもの」を選んできたから、今のような商品ラインナップになっています。
選ぶものが投票券です。そのことをこれからみんなで広めていきませんか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
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